土地を売る前に知っておくべき注意点とは？後悔しない土地売却のコツ

売る土地の現状と価値を知る

土地を売る際には、その土地の現状と価値を正確に把握することが重要です。
売り手としてはできるだけ高い価格で売りたいと思うでしょうし、買い手としては適正な価格で購入したいと考えるでしょう。

土地の現状を知るためには、調査や測量を行うことが必要になります。
また、正確な情報がわかるよう土地の権利証や登記識別情報通知書、土地取得時の書類なども用意しておくとスムーズです。
そのほか、以下のようなポイントについてもあらかじめ考えておきましょう。

• 相続した土地の場合は名義変更が済んでいるか
• 共同名義で所有している場合は共同者の同意を得ているか
• 購入時のローンの残債は完済できるか
• 家が建っている場合は解体するか
• 賃貸中の土地の場合は借地契約を確認しているか

また、土地の価値を知るために地域の不動産市場の動向や相場を調査することも大切です。土地の相場は以下のような手法で調べることができます。

• 土地総合情報システムで周辺の取引額をチェックする
• 不動産会社の査定サービスを利用する
• 不動産探しサイトで周辺の土地の売値をチェックする

これらでわかる金額はあくまで目安です。
実際の査定額が相場よりもあまりに安く、または高く見積もられたときは、根拠も合わせて確認しましょう。

信頼できる不動産会社に土地を売る

信頼できる不動産会社を選ぶことは、土地を売却する際の成功の鍵となります。
まず、信頼できる不動産会社を見つけるためには、以下のポイントに注意する必要があります。

• 土地の売買実績が豊富か
• 評判が高いか

これらの情報は、事前にインターネットから確認することができます。
直接問い合わせて対応の良さも含めて検討すると安心です。
また、最初から1社に依頼するのではなく、複数社比較して信頼できると思えた不動産会社に絞っていきましょう。

さらに、媒介契約の種類にも注意が必要です。媒介契約書には3種類あり、特徴は下表のとおりです。

ご自身の意向にあった契約を結び、納得のいく土地売却をしましょう。