土地売却査定で高値を引き出すコツ10選:実践ポイントを解説
土地売却の査定とは、不動産会社や不動産査定士などによって行われる、土地の価値を評価する作業のことです。土地の査定は、売却を考えている土地の大きさ、形状、土地の立地条件、周辺環境などを考慮して行われます。
土地売却で高く査定してもらうためのポイント
土地を売却する際に、できるだけ高く査定してもらいたいというのは当然の願いです。そこで、土地を高く査定してもらうためのポイントをいくつか紹介したいと思います。
まず土地売却の準備として、土地の相場や状況を正しく理解しておきましょう。
正確な情報提供をすることでより正確な査定額を得ることができますし、売却後のトラブルも防げます。
- 土地の相場価格を把握しておく
- 境界線を明らかにしておく(越境の覚書を締結しておく)
- 土壌汚染調査・地盤調査をしておく
- 土地の過去の利用履歴を確認する
次なるポイントとして、以下のような方法が挙げられます。
- 古い建物はまずは解体せずに売却する
- 値引き前提の価格設定をする
- 値上がりのタイミングで売却する
- 複数の不動産会社で査定を競争させる
あまりにも古い建物で逆に土地の価値を下げかねないといった場合を除き、建物は一旦解体せずに売却しましょう。
古家付きの土地は更地よりも住宅ローンの融資が受けやすいため、買い主が購入しやすいといったメリットがあります。また、更地は固定資産税が古家付きと比べて6倍になるため、出費を抑えるといった意味でもまずは解体せずに査定してみることがおすすめです。
また、価格設定においても時勢や一括査定の結果を加味して、売り主側が主導権を持って交渉することも重要になります。
以上を実施しても、広い土地や不整形地は売れにくい傾向があります。そのため、以下のような施策も検討してみましょう。
- 広い土地は分けて売却する
- 不整形地は隣地を購入して活用しやすくする
高すぎる査定額には要注意
土地を高く売りたいと思っても、あまりにも高額な査定額を提示された場合は注意が必要です。
信頼性のない業者やサイトから出された査定額は、実際の売却価格とは大きく異なる可能性があるため、慎重に選定する必要があります。もし悪徳な業者でなかったとしても、実際に売り手に購入意志のある買い手がつかなければ高額な査定額は意味を成しません。
土地を売却する際には、高すぎる査定額に騙されないよう十分に注意して、慎重に取引を進めることが大切です。