ホテルに一歩足を踏み入れたときに感じる、静けさと洗練された空間。そんな非日常的なラグジュアリーを、自宅でも味わえたら——そう考える人が今、増えています。「ホテルライクな住宅」とは、シンプルで上質、そして日々の生活を美しく整えてくれる空間づくりのこと。
今回のウインクスコラムでは、設計士の視点から、ホテルライクな住宅を実現するための設計の工夫と美意識についてご紹介します。

1. コンセプト設計から始める

ホテルライクな住宅において最も重要なのは、一貫性のあるコンセプトです。ホテルでは空間全体が一つの世界観で統一されており、それが非日常の居心地の良さを生み出しています。

  • テーマを明確にする(例:モダンラグジュアリー、ナチュラルシック、和モダン)
  • 素材・カラー・照明・インテリアをコンセプトに沿って選定
  • 機能性と美しさのバランスを重視

2. 空間に余白をつくる設計

ホテルライクな空間では、「余白」が重要なデザイン要素となります。余計な装飾を排除し、空間そのものの質感や構成美で魅せる設計が求められます。

  • 家具は最低限に抑え、造作収納で生活感を隠す
  • 回遊性のある間取りで、空間の流れを生む
  • 広く見せるための視線の抜けや開口部の工夫

3. マテリアルと照明計画の工夫

素材と照明は、住宅をワンランク上の印象に仕上げるための鍵です。上質なホテル空間は、光と影の設計で美しさが際立ちます。

  • 床材:天然木フローリング、大判タイル、石材などを選定
  • 壁材:クロスではなく塗り壁や木パネルで質感を演出
  • 間接照明:天井や家具裏に仕込み、柔らかな光を空間全体に広げる
  • スポット照明やダウンライトで、光の陰影にリズムをつける

4. 水回りは「魅せる場所」へ

ホテルライクな家では、洗面室や浴室、トイレといった水回りもデザインの主役になります。清潔感だけでなく、空間としての美しさと使いやすさを追求します。

  • 洗面台は造作でホテルのパウダールームのような仕上げに
  • 浴室は全面タイル張り、ガラス張りの開放感あるデザインも人気
  • トイレにも間接照明とアートを取り入れ、静謐な空間を演出

5. 家具・ファブリックで統一感を演出

ホテルライクな住宅では、インテリアの一つひとつに妥協を許さず、統一感と質感を大切にします。

  • 家具はロー&ワイドで、空間の重心を下げる
  • ベッドやソファは色味と素材を揃え、空間の一体感を高める
  • カーテン、クッション、ラグなどは控えめな色合いで上質感を演出

6. 生活感を抑える収納計画

ホテルのような空間を維持するには、**「生活感を隠す収納」**が欠かせません。設計段階から徹底的な収納計画を立てることで、スッキリと整った暮らしが実現します。

  • パントリー、ウォークインクローゼット、シューズクロークを適所に配置
  • 見せる収納と隠す収納をバランス良く取り入れる
  • 家具や建具と一体化した「造作収納」で統一感を出す

まとめ

ホテルライクな住宅とは、単に見た目を真似るのではなく、空間の質や暮らし方を再定義することにほかなりません。余白、素材、照明、収納——その一つひとつを丁寧に設計し、日常の中に“非日常の美しさ”を宿すこと。それが、ホテルのような家を実現するための真の鍵です。

株式会社ウインクスでは、一級建築士と一級建築施工管理技士が在籍し、ホテルライクな住宅の設計・施工において多数の実績を有しています。

素材選びから照明計画、造作家具のデザインまでトータルでご提案可能です。

上質で洗練された住まいづくりをお考えの方は、ぜひ株式会社ウインクスへご相談ください。