マイホームの購入や注文住宅の建築を検討するとき、避けて通れないのが「住宅ローン」の話。人生でも大きな金額を扱うだけに、不安を感じる方も多いでしょう。適切な住宅ローンを選ぶことは、長期的な家計の安定にも直結します。
今回のウインクスコラムでは、初めての方にも分かりやすく、住宅ローンの基礎知識と選び方のポイントを解説します。

1. 住宅ローンとは?

住宅ローンとは、住宅の購入や建築に必要な資金を金融機関から借りる仕組みのことです。借りたお金は、契約時に決めた期間と金利に基づき、月々返済していきます。

【1-1. 借入先の種類】

  • 都市銀行・地方銀行:金利が低く、安心感がある。審査はやや厳しめ。
  • 信用金庫・労働金庫:地域密着型で親しみやすい。条件によっては金利も有利。
  • ネット銀行:金利が非常に低い場合が多く、オンライン完結型も増加中。
  • 住宅金融支援機構(フラット35):長期固定金利の代表格。返済計画を立てやすい。

2. 金利タイプの違いを理解する

住宅ローン選びで最も重要なのが「金利タイプの選択」です。

【2-1. 固定金利型】

  • 借入時から完済まで金利が変わらない
  • 将来の金利上昇リスクを避けたい人に向いている
  • 金利はやや高めだが、返済額が一定で安心感がある

【2-2. 変動金利型】

  • 金利が半年ごとに見直される
  • 固定よりも金利が低く、初期返済額を抑えられる
  • 将来的な金利上昇リスクがある

【2-3. 固定期間選択型】

  • 3年、5年、10年など一定期間のみ金利を固定し、その後は変動金利に移行
  • 「とりあえず先の見通しが立つ期間だけ固定したい」方に向いている

3. 借入可能額と返済可能額は違う

金融機関は、年収や勤務先、信用情報などから「借入可能額」を審査しますが、重要なのは「返済可能額」を自分で見極めることです。

  • 一般的には「年収の25〜30%以内の年間返済額」が目安
  • 子育て・教育費・老後資金なども考慮し、無理のない返済計画を
  • ボーナス併用払いは慎重に。ボーナスが減る可能性も想定

4. 団体信用生命保険(団信)にも注目

住宅ローンの契約時にセットで加入する「団体信用生命保険(団信)」は、返済中に万一のことがあった場合にローン残債がゼロになる保険です。

  • 金利に含まれているケースが多い(ネット銀行などは別途オプションの場合あり)
  • 三大疾病、がん、介護保障などの特約付き商品も
  • 保険の内容とコストを比較し、自分に合った保障を選ぶことが重要

5. 住宅ローン選びの流れとポイント

  1. 返済計画の立案:年収、支出、ライフプランを元に無理のない返済額を決める
  2. 金利タイプを決める:金利の動向、将来の家計の変化を想定して選ぶ
  3. 複数の金融機関を比較する:金利だけでなく、手数料や団信、繰上げ返済条件なども確認
  4. 仮審査→本審査→契約の流れで進める

6. まとめ

住宅ローンは長期にわたるライフプランの土台となる大切な選択です。金利や金融機関の条件だけでなく、自身の将来設計に合った計画を立てることが最も重要です。

株式会社ウインクスでは、住宅建築に関する資金計画のご相談も承っております。一級建築士と住宅ローンに精通したスタッフが在籍し、土地選びから建築、資金計画までトータルにサポートいたします。

安心して家づくりを進めたい方は、ぜひウインクスへご相談ください。